酒蔵見学レポート
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西酒造訪問記

2009.03.08
弘化2年(1845年)創業。鹿児島県日置市吹上町にある蔵元。 安定した酒質と生産体制を整える為、蔵設備が非常に充実しています。 蒸留器の上にある、蒸気を通すための「わたり」と呼ばれるパイプの角度にさえもこだわりを見せる。 「角度によって味が微妙に左右される」との事です。

  • 焼酎製造の新しい世界へのあくなき探求

    西酒造の独自の特徴は、他にはない発想にあり、これが注目されるのはまず「当然」と言っても過言ではない。
    後継者の西陽一郎氏は、以前、社員が盆や正月に帰省する時、誰も自社の焼酎を買って帰らない事に気付き、「まず、作り手が誇りを持てる酒を造らなくてはいけない」と痛感したという。

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    まずはロビー。和風モダンなデザインは蔵元というにはお洒落なカフェ?の様な雰囲気があり、センスと清潔さを感じ取る事ができる。

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  • ここからは研究室の見学。ここでは様々な研究がされています。社員さんが何か作業をされていましたが、内容はよく分かりませんでした...。

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    研究室には実に様々な機械が並んでおり、それぞれが焼酎製造の重要な役割を補っているわけです。

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    テーマ性
    西酒造の特徴としてどの酒に対しても明確なテーマ性がある。
    それは何かを次に紹介する。

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    醸造酒に近い蒸留酒の追求「富乃宝山」
    代表5つの内の一つが富乃宝山だ。麹米に精白歩合70%の五百万石使用。黄麹で仕込み、速醸を立ててコガネセイガンをかける。
    蒸留は常圧て始め、途中で減圧に切り替え、モロミの香りを引き出すことに成功。

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    精白歩合90%「吉兆宝山」
    精白歩合90%の五百万石と黒麹を使用。かめ壷仕込みの贅沢な逸品。

    「天使の誘惑」、「ちびちび」
    これらは食後酒をイメージして作られた。(前者:マール、後者:グラッパ)
    どうゆう酒を造りたいのかイメージをし、その為にどんな造りをするべきかを考えて取り組むからこそ、可能なオリジナルな発想により、西酒造は焼酎を生み出す。

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    今回ご紹介した「西酒造」はイメージ的に「近代化」した蔵元だと感じた。しかしながら、製造工程の管理や品質の管理、更にそこへオリジナリティを加えることで、現代のニーズや、独自性を兼ね備えた完全な酒造りを可能にしている。

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    まさに、企業努力の蓄積や、誠意という言葉が似合います。先に述べた様に、「造り手が誇りを持てる酒を造らなければならない」という西氏の言葉は、どんなものにも共通する考えだと私は思う。表向きだけの企業には決してありえない安定した基盤は、この考えが存在したからこそ、西酒造が大企業に育つ事ができた要因であろうと思う。
    見習うべき事が多々あり、実に有意義な時間でした。

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酒蔵見学レポート

日本各地に銘酒を作り続ける酒蔵があります。製法、伝統が各蔵ごとに違い、同時に、違う味わいを持ったお酒が誕生する。そんなロマンをお伝えできればと考えます。

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